平泉・中尊寺金色堂を立て建てた人は誰?その深い歴史とは?

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岩手県平泉町にある中尊寺金色堂は

2011年に世界遺産に認定されました!



今では毎年国内外から多くの観光客が訪れています。



世界遺産ではありますが

誰が建てたのか?

またどんな理由で建てたのか?

知らない人は意外に多いのではないでしょうか。



ここでは中尊寺金色堂を建てたのは誰か

またそれにまつわる歴史についてご紹介してきたいと思います。

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中尊寺金色堂は誰が建てたの?

平泉の中尊寺は藤原清衛が建てたのですが・・・



平安時代後期、争いのない世を願い

仏教思想を元に極楽浄土を実現させようと

1105年、奥州藤原氏の初代藤原清衛が中尊寺を建立しました。



豊富な金の産出と良馬の産地でもあったこの地域で

藤原氏は光世を極め

清衛が69歳の時に藤原黄金文化の象徴である金色堂を完成させました。



二代目の基衛、そして三代目の秀衛は

浄土思想を一層普及させるため

毛越寺や無量光院を建立し藤原三代はここに栄華を極めました。


中尊寺金色堂を建てた藤原氏の歴史とは?

北上川の支流である衣川付近は

かつて朝廷勢力と古代東北の

蝦夷(えみし)勢力との境界となっていた場所でもありました。



胆沢平野の扇状地では

坂上田村麻呂とアテルイの衝突が繰り返され

争いに勝利した朝廷勢力がこの平泉一帯でを支配するようになりました。


その後、安部氏が郡司として支配していましたが・・・

そしてその後、この地域は

豪族安部氏が郡司として支配していましたが

前九年の役により源氏の源頼義によって滅ぼされ

以後この地域を支配した清原氏には

後三年の役という内紛が起こり

最終的にこの内紛を勝ち残った清衛が

藤原氏を名乗り平泉に本拠を構えました。



当時、藤原氏が作り上げた平泉は京をも凌ぐ繁栄を成し遂げ

仏教文化の理想の都と呼ばれていました。



しかしその一方で、平氏を討伐した源頼朝は

栄華を極める藤原氏の台頭に危機感を覚えるようになります。



頼朝は義経を擁護した藤原秀衛に対し

義経追討の朝命で圧力をかけます。



この事で秀衛の子である基衛が義経を襲撃し自害へと追い込んでいくんです。



さらに源頼朝は義経を匿った藤原氏に攻めこみ、平泉は陥落し藤原氏は滅亡しました。

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松尾芭蕉が中尊寺金色堂で詠んだ俳句とは?

藤原氏が滅亡したちょうど500年後の1689年

俳人松尾芭蕉は門人の曽良とともに旅に出ました。



江戸を立ってから44日後の5月13日

平泉を訪れた芭蕉は

まず義経公の居館があったと伝えられている高館の丘陵に登ります。



そこには往事の栄華はなく

田畑が広がっているばかりでした。



そこで詠まれたのがあの、有名な俳句です。



【夏草や 兵どもが 夢の跡】



続いて中尊寺を訪れた芭蕉は

かねてより伝え聞いていた金色堂を参詣します。



鎌倉北条氏によって建てられたと言われる覆堂の中で

朽ちかけてはいるものの光を投げかける金色堂をみて

芭蕉はこの俳句を詠いました。



【五月雨を 降残してや 光堂】



あなたはこの句を詠んでどう感じましたか?



その当時まで行くことはできましたか?



そして芭蕉は金色堂の光の中になにを見ていたのでしょうか。


金色堂には何が納められているの?

金色堂は幅5,5メートル四方

高さ8メートルほどの金色に輝く阿弥陀堂ですが

その中には藤原氏四代の遺体も収められており、葬廟(霊屋)とも言われています。



内部には金色の仏像11体とともに

亜熱帯産の夜光貝を使った螺旋細工

インド産の紫壇、紫壇淵にはアフリカ象の象牙など

当時の海外交易で得た富がふんだんに使用されています。



金色堂では中央の須弥壇に清衛が

左右壇に基衛、秀衛の遺骸、秀衛の横には泰衛の首桶が安置されています。



遺骸はミイラ化しているものの

骨格などの人類学的調査によって、血液型などが判明しています。



しかしミイラ化に対する人工的処置の有無や

遺体保存の思想的根拠

奥州藤原氏の出自など依然として多くの謎に包まれている部分も多いようです。


まとめ!

中尊寺金色堂は、栄華を極めた

藤原氏初代藤原清衛によって建てられました。



無量光院や毛越寺など多くの建物が

火災などにより消失した中で

金色堂は何度かの改修工事の末

藤原氏の栄えた時代の姿そのままに佇んでいます。



そんな藤原氏の歴史を知った後に見ると

金色堂はまた今までとは違ってみえるかもしれません。



私にはそんな表情豊かには感じることができませんが

歴史深く静寂を感じることはできます!



平泉へ来た際は、松尾芭蕉も句を詠んだ金色堂を

ぜひご覧になってそれぞれの思いを感じてみてはいかがでしょうか?

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