秋の七草にも粥は食べるもの?その由来や種類や薬効もご紹介!

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無病息災を祈って1月に七草粥を食べる

「春の七草」をご存知の方は多いと思いますが

実は秋にも七草があります。



春とは違ってお粥にして食べることはありませんが

秋の七草は鑑賞して楽しむ為のものです。



しかし、秋の七草は見るだけでなく

薬用としても古くから活用されてきたんですよね。



こちらでは、秋の七草の種類や、薬効

由来についてもご紹介します。

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秋の七草にも粥は食べるもの?その種類や薬効について!

秋の七草は粥として食べるものではないのですが

日本らしい奥深さがありますので種類ごとに見てみましょう。

・萩(はぎ)

くさかんむりに秋という字の

まさに秋を代表する落葉低木です。



花期は7月から10月にかけてで、冬には葉を落とします。



枝や葉は家畜の飼料や屋根ふきの材料に

葉を落とした枝を束ねれば箒になります。



根は煎じてめまいやのぼせ薬、咳止めや胃の痛み

下痢止めにも効果があります。



萩は七草の内で最も万葉集の中で多く登場する植物で

秋の十五夜には薄やおだんごと一緒に縁側にお供えする習慣があります。


・薄(すすき)

秋のお月見に欠かせない、野原に生息するどこでも見られる植物ですね。



尾花や茅とも言います。



屋根材や炭俵、家畜の飼料に利用され

根や茎には利尿作用があります。



十五夜には収穫物と一緒にお供えされる習慣がありますが

それは収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願するといった意味があります。


・葛(くず)

葛は周りの木をつるで覆ってしまうほど生命力の強い植物で

ひと夏で10m程成長します。



根には多量のでんぷんを含んでいて解熱効果があります。



葛餅の原料である葛粉や衣類の繊維などでも使われています。

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・撫子(なでしこ)

ピンク色の可憐な花で、我が子を撫でるように

かわいい花という由来からこの名前が付きました。



煎じて飲むとむくみや高血圧に効果があり

中国から渡来した種類を「唐撫子」

在来種を「大和撫子」といい

こちらは日本女性の美称に使われていますね。


・女郎花(おみなえし)

黄色い清楚な花が特徴の植物です。



おみなえしとは美女を圧倒するという意味があり

多くの和歌が残されています。



根と全草には解毒、鎮痛、利尿などの作用があります。


・藤袴(ふじばかま)

花の色が藤色で、花弁の形が袴のようであることから

この名前が付けられました。



全体に桜餅のような香りがあり

平安時代の女性は藤袴を干した

茎や葉を水に浸けて髪を洗ったとされています。



防虫剤や芳香剤、お茶などにも利用され

現在では絶滅危惧種に指定されていて

滅多に野生の藤袴を見かけることはできません。


・桔梗(ききょう)

五角形の青紫色の形が特徴で、開花直前に丸く膨らみます。



その花の形が美しいことから武士の間で好まれ

家紋に取り入れられたり

江戸城には「ききょうの間」や「桔梗門」などで

この花の名前が使われています。



太い根を干して粉末にし、せき止めやのどの薬として活用されます。

秋の七草が始まった由来とは?

万葉集に載せられた奈良時代の歌人

山上憶良の歌に登場したことから

秋の七草が定まったとされています。



歌の中では「萩の花、尾花(をばな)葛花(くずはな) 、なでしこが花 、をみなへし、また藤袴(ふぢはかま)、朝顔(あさがほ)が花」



とあり、山上憶良が朝顔と詠んだのは

桔梗のことであると言われています。


まとめ

春の七草と違い、秋の七草は食用にしたり

決まった日に何かをするという習慣はありませんが

秋を感じるには欠かせない伝統的な植物です。



鑑賞するだけではなく、漢方や生活の中で

様々な使われ方をしてきました。



その伝統は古いものですと1000年以上も前から

続いているというから驚きですね。



最近では見ることができなくなってしまった種類もありますが

秋になったらぜひ探してみてはいかがでしょうか?

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